スーパーカミオカンデ観测30周年记念シンポジウムおよび祝贺会を开催
2026年4月1日、スーパーカミオカンデは観測開始30周年を迎えました。これを記念し、東京大学宇宙线研究所は5月23日(土)、富山県富山市にて記念シンポジウムと祝贺会を開催し、文部科学省、大学、自治体、地元関係者、研究者ら約270名が参加しました。
東京大学宇宙线研究所附属神岡宇宙素粒子観測施設は、1996年4月、岐阜県飛騨市神岡町の神岡鉱山地下1000メートルに大型水チェレンコフ観測装置(スーパーカミオカンデ)を設置し運転を開始しました。以来、大気?太陽ニュートリノの研究や陽子崩壊探索、超新星ニュートリノの観測体制の構築など、素粒子物理学および宇宙物理学において数多くの成果を挙げてきました。
シンポジウム
シンポジウムは、これまでの歩みを振り返るとともに、今後の展望を議論することを目的として開催されました。はじめに宇宙线研究所の荻尾彰一所長が、長年研究を支えてきた関係者への感謝を表しました。東京大学の藤井輝夫総長は、スーパーカミオカンデが本学の使命である「世界の公共性への奉仕」を体現してきたとし、今後も計画を推進していく考えを示しました。文部科学省の淵上孝研究振興局長は、本研究が日本の学術水準と科学技術力の高さを世界に示してきたと強調し、今後の発展への期待を表しました。アメリカ国立科学財団Tie Luo数理物理科学局長(Henry Sobel氏代読)は、持続的な国際協力の模範としての役割を高く評価しました。
研究発表(30年の成果と展望)
研究発表では、多岐にわたる成果が报告されました。冒头でスーパーカミオカンデ実験代表の関谷洋之准教授が、当初のスーパーカミオカンデ実験提案书において、超新星ニュートリノの観测が重要な目的とされていたことを绍介し、建设から30年にわたる検出器と観测の発展を振り返りました。长期にわたる観测データの蓄积が、多くの研究成果と人材育成につながってきたと説明しました。さらに、「スーパーカミオカンデは、多くの协力公司の皆さまと研究者が神冈の地下でともに汗を流し、一丸となって运用してきた検出器です。今日まで30年间、数々の科学的成果を挙げることができたのは、多くの関係者の紧密な连携と、力强く支えてくださった地域の皆さまのご支援のおかげです」、と感谢を述べました。
ボストン大学のEdward Kearns教授は国際共同研究の歩みを振り返り、日米の研究グループが統合して発展してきた経緯を紹介しました。京都大学のRoger Wendell教授は、大気ニュートリノ振動研究が精密測定の段階へ進んでいる現状を説明し、陽子崩壊探索も世界最高感度で継続されていることを強調しました。カリフォルニア大学アーバイン校のMichael Smy教授は、太陽ニュートリノ振動の発見以降も、データの蓄積と観測技術の向上によって、太陽ニュートリノの高精度観測および振動の精密測定が継続されていることについて報告しました。
高エネルギー加速器研究機構の坂下健教授は、T2K実験によるミュー型から電子型へのニュートリノ振動の発見を紹介。前置検出器の発展やニュートリノビーム強度の増強の経緯と共に、ハイパーカミオカンデへの意欲を示しました。ハイパーカミオカンデ実験共同代表の東京大学宇宙线研究所附属神岡宇宙素粒子研究施設長の塩澤眞人教授は、ハイパーカミオカンデの建設状況を紹介した上、スーパーカミオカンデで蓄積してきた知見や技術を発展させ、次世代の素粒子物理学の確立を目指す考えを語りました。オハイオ州立大学のJohn Beacom教授は、現在進行中のSK-Gdは、超新星背景ニュートリノの発見に最も近い検出器であると指摘し、今後の科学的インパクトへの期待を示しました。
再び関谷准教授が登坛し、厂碍-骋诲开始までの経纬と成果を详しく説明しました。ガドリニウム导入后のデータから超新星背景ニュートリノの兆候が见え始めていることを示し、今后の解析への期待を示しました。さらに、超新星爆発の方向决定精度の飞跃的向上により、世界の観测ネットワークと连携した超新星マルチメッセンジャー天文学を実现に向けた展望を语り、今后も新たな宇宙像の解明に挑む决意を示しました。
祝贺会
祝贺会は、和やかな祝賀ムードの中、藤井総長の開会挨拶により始まりました。都竹淳也飛騨市長からは、スーパーカミオカンデが地域の誇りであるとの祝辞が寄せられました。関係者による鏡開きの後、荒船次郎東京大学名誉教授の発声で乾杯が行われました。
会の半ばには、神岡江戸木遣保存会による「江戸木遣」が披露され、会場は大いに盛り上がり、地域と研究の歩みが重なりました。さらに、高エネルギー加速器研究機構 斎藤直人 素粒子原子核研究所長、国立天文台 土井守台長、高エネルギー加速器研究機構 菅原寛孝名誉教授からも祝辞が寄せられ、それぞれ立場から歩みが振り返られました。

结びに、塩泽施设长が30年の歩みを総括し、研究者と地域が一体となって実现してきた挑戦と进化の成果であると述べるとともに、今后も神冈から世界へ研究成果を発信し続けていく决意を示し、盛会のうちに闭会となりました。

