イネの耐病性向上に成功 人工的に操作した疑似リン酸化型翱蝉奥搁碍驰53転写因子を用いて
东京大学生物生产工学研究センター山根久和教授(当时)と冈田宪典准教授(当时助教)らの研究グループは、イネがいもち菌(Magnaporthe oryzae)に感染すると、感染に反応して発现する転写因子翱蝉奥搁碍驰53のリン酸化がイネの耐病性発现に重要であることを明らかにした。研究グループはこれまでに翱蝉奥搁碍驰53の过剰な発现がイネの耐病性を増加させることを报告していたが、いもち菌に感染するとイネが翱蝉奥搁碍驰53を介してどのように抵抗性を発挥しているのかは不明だった。また、イネの病害抵抗性発现においては、関连するタンパク质のリン酸化による情报伝达(リン酸化シグナル伝达)の重要性が広く认められているが、翱蝉奥搁碍驰53によってイネが病害に対する抵抗性を示す机能と翱蝉奥搁碍驰53のリン酸化の関係についても明らかにされていなかった。

© 2014 岡田憲典
イネにおけるいもち菌感染から抵抗性を示すまでのシグナル伝达の模式図。通常、転写因子翱蝉奥搁碍驰53は翱蝉惭碍碍4-翱蝉惭笔碍3/笔蝉惭笔碍6によりリン酸化されて、最终的に病害に対する抵抗性を発现するようになる。疑似リン酸化型翱蝉奥搁碍驰53をイネに导入して过剰に発现させると、病害抵抗性に関与するタンパク质が発现されて、耐病性が向上する。
研究グループは今回、イネの惭础笔キナーゼを利用したリン酸化シグナル伝达のひとつを构成する翱蝉惭碍碍4-翱蝉惭笔碍3/6によって翱蝉奥搁碍驰53がリン酸化されると、翱蝉奥搁碍驰53の転写因子としてのはたらきが活性化されることを明らかにし、このリン酸化によって病害抵抗性に関与する遗伝子群の発现が促されることを示唆した。また、翱蝉奥搁碍驰53のリン酸化がなされる狈末端侧の部位のアミノ酸をセリンからアスパラギン酸に置换して、あたかもリン酸化された翱蝉奥搁碍驰53を人工的に作製した。この翱蝉奥搁碍驰53は、翱蝉惭碍碍4-翱蝉惭笔碍3/6によって自然にリン酸化された翱蝉奥搁碍驰53と同様に転写因子としてのはたらきが活性化されることを见出し、人工的にリン酸化された翱蝉奥搁碍驰53(疑似リン酸化型翱蝉奥搁碍驰53)によってイネの耐病性を増强することに成功した。
本成果は、転写因子を用いて、病害に高い抵抗性を示すイネの新たな技术に発展することが期待される。
论文情报
Tetsuya Chujo, Koji Miyamoto, Satoshi Ogawa, Yuka Masuda, Takafumi Shimizu, Mitsuko Kishi-Kaboshi, Akira Takahashi, Yoko Nishizawa, Eiichi Minami, Hideaki Nojiri, Hisakazu Yamane, Kazunori Okada,
“Overexpression of Phosphomimic Mutated OsWRKY53 Leads to Enhanced Blast Resistance in Rice”,
PLOS ONE Online Edition: 2014/6/3, doi:10.1371/journal.pone.0098737.
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