
书籍名
世界居住文化大図鑑 人と自然の共生の物语
判型など
496ページ、叠4変型判、フルカラー
言语
日本语
発行年月日
2023年4月11日
ISBN コード
978-4-86498-101-9
出版社
柊风舎
出版社鲍搁尝
学内図书馆贷出状况(翱笔础颁)
英语版ページ指定
インドネシア?スンバ岛のとんがり屋根の家、モンゴルの大草原を移动する游牧民のゲル、ブルキナファソのグルンシ族が筑く泥の家 ――― 世界には、その土地の自然と文化に见事に寄り添った住まいがある。本书は、そんなヴァナキュラー建筑を、美しい写真やイラストとともに绍介する大図鑑である。
ヴァナキュラー建筑とは、地域の気候や风土、人びとの暮らしに合わせて生まれた「建筑家なしの建筑」。限られた资源をやりくりし、自然と折り合いながら、何世纪もの时间のなかで育まれてきた知恵の结晶だ。本书は、それを単に古き良きものとして懐かしむのでも、异国への憧れの対象とするのでもなく、むしろ地域社会が未来を生き抜くための教训として読み解いている。
章立てはケッペンの気候区分に沿って、热帯?乾燥帯?温帯?大陆性?极地に分かれる。似た気候は、似た「手に入る建材」と「対処すべき环境条件」を与え、结果として似た建筑を生み出す。热帯の森林では草や竹を编んで风を通す家がつくられ、乾燥帯の砂漠では泥や石の厚い壁が昼夜の寒暖差をやわらげてきた。気候帯は纬线に沿っておおむね「水平」に広がり、ユーラシアからアフリカ、アメリカ、オーストラリアへと连なるから、远く离れた地域に似た建筑が现れる。生き别れた双子のような住まいが大陆を超えて再会する、不思议な章构成になっているのだ。
こうした「风土论」が本书の基调にある一方で、読み进めると、风土论だけでは説明できない现象にも気づくだろう。环境応答はじつに多様だ。とくに民族が入り混じる地域では、同じ気候でもしばしば异なる様式の住まいが并び建つ。そこには交流や対立を通じた文化の相互作用が映し出されている。この「似ているのに违う」世界の奥深さを一望できるのも、本书の大きな魅力である。
本书は、世界中の専门家が执笔し、サンドラ?ピシクが编集したHabitat: Vernacular Architecture for a Changing Climateの全訳版である。監訳は筆者 (本間) と前田昌弘、編集委員に小林広英?清水郁郎?那須聖を迎え、この5名を含む計37名で翻訳を行った。その過程で、地域ごとに呼び名が違っていても、実は同じ建材や建築部位を指すことが少なくないと分かってきた。そこで表記をそろえるために英日対照表をまとめたところ、最終的に3500語以上にふくらむ大仕事となったのだが、この作業そのものが、ヴァナキュラー建築に宿る同一性と多様性を実感させる体験でもあった。
現在、都市化や開発、気候変動によって、伝統的な居住文化は急速に失われつつある。けれど本書はそれを嘆くだけでなく、むしろ新しい可能性に目を向ける。伝統様式を近代技术で再現した建物、地域の素材と職人技を活かしたモダンデザイン、地域の廃棄物を再利用した住まい ――― そうした、変化に適応して進化する「現代のヴァナキュラー建築」も多く紹介されている。資源の枯渇や気候変動に直面する人新世の時代に、人と自然の共生を考えるヒントが詰まった一冊である。ページをめくれば、未来へとつながる世界の住まいを旅することができるだろう。
(紹介文執筆者: 生産技术研究所 准教授 本間 健太郎 / 2025)
本の目次
気候が建筑の材料とデザインに与える影响
ケッペンの気候分类地図
ヴァナキュラー建筑に使われる土の地质学的分类
构筑环境に使われる植物
人类学からみたヴァナキュラー建筑
「ヴァナキュラー」の価値
热帯
热帯の豊かさと多様性
チャトルハウスと木造建筑/カリブ海地域
クレオール?パリクル族?カボクロ?ブラジル系カリブ族の住居/フランス领ギアナとブラジル
先住民建筑と植民地建筑/ベネズエラ
ワオラニ族の伝统住居/エクアドルのアマゾン流域
ワイアピ族およびシングー川上流の住居/ブラジル
ヤノマミ族の住居/ブラジルのアマゾン流域
先住民住居マロカ/アマゾン流域
都市周縁のファヴェーラ/ブラジル
グアラニー族の「大きな家」/パラグアイ
先住民建筑と植民地建筑/シエラレオネ?リベリア?ギニア?ギニアビサウ
グルンシ族の泥の家/ブルキナファソとガーナ
土着の集落/コートジボワール?ガーナ?トーゴ?ベナン?カメルーン
ハウサ族?ヨルバ族?イグボ族の住まい/ナイジェリア
スーロ/カメルーン北部
円锥屋根の家とヤシの木の家/コンゴ民主共和国と南スーダン
ドーム型の家/ルワンダ?ブルンジ?南スーダン?ケニア
木造宫殿/マダガスカル
カチャ?ブッカ?セミブッカ/インド
先住民建筑と植民地建筑/スリランカ
土着の伝统/バングラデシュ
农作业小屋/ミャンマー
东南アジアにおけるヴァナキュラー建筑の移住とモンスーンへの适応
竹の高床式仓库/ラオス
伝统文化の地域性/タイ
ケン様式とクメール様式の住まい/カンボジア
各地域における伝统文化の混在/ヴェトナム
多文化建筑/マレーシア
先住民建筑と植民地建筑/シンガポール
热帯雨林のロングハウス/ブルネイ
クボとバレ/フィリピン
スンバ族のルマ?アダットとマラブ/インドネシア
アボリジニの住まい/热帯オーストラリア
ロングハウスとコロワイ族のツリーハウス/ニューギニア
バイ?ウリタオの家?ベバイ?カテル?石积みの家/ミクロネシア
ナバラ村とラウ诸岛のブレ/フィジー
木とヤシの家/トンガ
ビッグルーフ/クック诸岛
ファレとマラエ/フランス领ポリネシア
茅葺きのハレ/ハワイ
乾燥帯
砂漠の极限気候への応答
プエブロとメサの発展/アメリカ南西部とメキシコ
ラ?グアヒーラ県とボヤカ県の住居/コロンビア
トトラ苇とアドベの家/ペルー
キンチャ?アドベ?グアヤキルケイン/チリ
チパヤ族の円锥型の家/ボリビア
アルティプラノのアドベブロック?石?泥/アルゼンチン
アフリカにおけるヴァナキュラー建筑の気候?资源?文化への适応
テントと泥レンガの家/モロッコ?チュニジア?エジプト
防卫集落クサール/アルジェリア
ベルベル人の住居タダート/リビア
ハイマと泥レンガの家/モーリタニア
アドベ建筑/マリとニジェール
游牧と定住の构造/チャドからソマリアまでのサヘル地域
多様な风土/アフリカ南部
土とナツメヤシの构造/アラビア半岛
ナツメヤシの叶の家/アラビア半岛
塔状住居と中庭式住居/イエメン
石と土の建筑/レバント地方とイスラエル
王位の村/パレスチナ中央高地
农民の家?都市の家?游牧民の家/ヨルダン
石の家とサステイナビリティ/レバノン
土のドーム/シリア
洞窟住居と木造住居/トルコ
蜂の小屋/南アナトリア
中庭住居が生む微気候/イラク
マーシュ?アラブの苇の家/イラク
建筑の多様性?地域性?西洋化/イラン
ユルト?テラス?カラ/アフガニスタン
土と木と石の家とチャラウ/パキスタン
レンガ造りの家/アゼルバイジャン
夏の部屋と冬の部屋/ウズベキスタン
土の建筑物/トルクメニスタン
中庭式住居とユルト/タジキスタンとキルギス
ゲル/内陆アジア?モンゴル
温帯
建材と建筑の温帯への适応
チッキー?チャールストンハウス?ショットガンハウス/アメリカ南部
キンチャ?アドベの家?石の家/南米
ヨーロッパ大陆におけるヴァナキュラー建筑の気候への适応
コブ?石?粘土?茅葺き?木の建筑/イギリス诸岛
ヴァナキュラー住居の増改筑/ジョージア
多様な风土/ヒマラヤ山脉
塔/シナ?チベット地域
中庭式住居/中国中东部沿岸
アドベと版筑の住居/中国北部
トン族の集落と鼓楼/中国
ノワの家とグービーの家/韩国
闽南人の集落/台湾
都市と农村の民家/日本
大陆性
大陆性気候の変化と文化
亜寒帯と北西海岸の先住民住居/北米
芝?木?シェルター构造/ノルウェー
针叶树と広叶树の家/スウェーデン
ログハウスとファールン?レッド/フィンランド
木の家/ロシア北部と中部
フェルトの家/カザフスタン
ユルト?竪穴式住居?ファンザ/ロシア东部
木の家/タスマニア
マオリ族の住まい/ニュージーランド
极地
雪?石?木による极地への適応
住居の断热と工夫/北极圏
スニダ?クビアナウス?クランブラによる芝の建筑/アイスランド
サーミ人のゴアティ/スカンディナヴィア北部とコラ半岛
付録:现代のヴァナキュラー建筑
ウィンド&ウォーター?バー
バンブーコートヤード?ティーハウス
惭贰罢滨ハンドメイドスクール
顿贰厂滨トレーニングセンター
オークランド大学 ファレ?パシフィカ
ヤシ葉のシェルター サブラ
ジェフリーの家
イースト?アングリア大学 エンタープライズセンター
ミュア?クレイグス?コテージ
ジャナマニ?ビジターセンター
华润大学
ワデシュワルのシヴ寺院
マリア?グラツィア?クトゥリ小学校
ガンド小学校
ガンド小学校の図书馆
リュフィスクの女性センター
ゲルミン技术学校
タンバボックス
ブライトン廃弃物ハウス

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